桑名市 屋根カバー工法
こんにちは。祐心です。
梅雨時期ともあってご心配されているお客様も多いことから、少し前の工事になりますが桑名市K様邸よりお任せ頂いた屋根重ね張り工事(カバー工法)を書いていこうと思います。
今回工事させて頂いた既存の屋根はカラーベスト(カラー石綿スレート屋根葺き材)といい、セメントに石綿と水を混ぜて練り合わせ、板状にし整形したもので表面には塗装が施されています。
しかし10年、15年と、長く雨風や紫外線等に晒された屋根材は経年劣化が進んでいきます。
上の写真は工事前のものですが、元々黒系だった屋根材も所々表面の塗膜が剥がれ、全体的に白い素地が見えてオレンジ色のコケまで生えていました。
表面の塗膜が剥がれてしまうと屋根材が水を吸い込んでしまうためコケも一段と生えやすくなってしまいます。
そのまま放置し続けると屋根材そのものの劣化が進み、割れたりボロボロになっていくため早めの対策が必要になります。
屋根材の劣化防止として、大体8~10年毎に屋根塗装をされる方が多いですが、どうせなら長期間メンテナンスフリーで雨漏りもしにくい屋根にし、家の維持費を少しでも抑えたいとのことでK様とお話合いの末、塗装ではなく金属製屋根材のカバー工法をお任せ頂くことになりました。
カバー工法というのは現状の屋根材を残したまま新たな屋根材を上から被せる施工方法の事で、この工法であれば解体撤去費用や廃材処分費など大幅に削減することが出来ます。
屋根材下地の構造用合板、垂木などの腐食が酷かったりする場合は一旦全て剥がしてからの工事が必要になったりしますが、幸いなことにK様宅は下地がしっかりしていましたので、今回はこの工法をご提案させて頂けました。
まずは金属屋根の下地となる構造用合板を張っていきます↓↓↓
次に二次防水の役割をするシート(改質アスルーフィング)を張ります↓↓↓
二次防水の施工が終わったら次は金属屋根を張っていきますが、続きは次回のブログにて。
2020.7.25 カテゴリー: 施工日記